3D四目並べプロンプト

3D四目並べプロンプト

3D四目並べ:技術的アプローチとゲームロジック

このドキュメントは、JavaScriptとThree.jsを使用したレンダリングによる純粋なWebのみの実装に焦点を当てた、Webブラウザ用の3D四目並べゲームを構築するための概念的アプローチを概説しています。

パート1:技術的アプローチ(Three.jsを使用したWebのみ)

このゲームは、HTML、CSS、JavaScriptで構築されたシングルページWebアプリケーションです。Three.jsはすべての3Dレンダリングに使用されます。

提案されたアーキテクチャ:

  1. HTML構造(index.html):

    • Three.jsレンダリング用のcanvas要素を含みます。
    • ゲームステータスとコントロール用の基本的なUI要素(リセットボタンなど)を含みます。
  2. スタイリング(style.css):

    • HTML要素とcanvasの基本的なスタイリングを提供します。
  3. ゲームロジックと3Dレンダリング(script.js):

    • この単一のJavaScriptファイルは、コアゲームロジックとThree.jsレンダリングの両方をカプセル化します。
    • Three.jsセットアップ: 3Dシーン、カメラ、WebGLレンダラーを初期化します。
    • 3Dボードとピース: Three.jsジオメトリ(ボードの穴用のシリンダー、ピース用の球体など)を使用して5x5x5グリッドを視覚的に作成します。
    • ユーザーインタラクション: マウスイベントリスナーとThree.jsレイキャスティングを実装して、3Dボード上のユーザークリックを検出し、画面座標を3Dグリッド位置に変換します。
    • ゲーム状態の視覚化: 現在のゲーム状態を反映するように3Dシーンを更新します(新しいピースの追加、ボードのクリアなど)。

ワークフローの例:

  1. Webページの読み込み: index.htmlが読み込まれ、style.cssがスタイリングを適用し、script.jsが実行されます。
  2. Three.jsシーンの初期化: script.jsがThree.jsシーンをセットアップし、空の3Dグリッドをレンダリングし、イベントリスナーを設定します。
  3. ユーザーが3Dボードをクリック: マウスクリックイベントが検出されます。
  4. レイキャスティング: Three.jsがクリック位置から3Dシーンへのレイキャストを実行し、どのグリッドセル(x、z)がターゲットにされたかを判断します。
  5. ゲームロジック処理: JavaScriptゲームロジックが(x、z)座標を受け取り、ピースのy(垂直)位置を決定し、内部ボード状態を更新し、勝利/引き分け条件をチェックします。
  6. 3Dシーンの更新: JavaScriptコードがThree.jsに、計算された(x、y、z)座標に現在のプレイヤーの色で新しい3Dピースを追加するよう指示します。
  7. ゲームステータスの更新: HTML UIが現在のゲームステータスを反映するように更新されます(次のプレイヤーのターン、勝利/引き分けメッセージなど)。

パート2:コアゲームロジック(JavaScript)

3D四目並べのコアゲームロジックはJavaScriptで実装されます。このロジックは、ゲーム状態、プレイヤーのターン、ピース配置ルール、勝利/引き分け条件を管理します。

以下は、コアゲームロジックの現在の実装を概説しています:

1. ゲームボードの表現

3Dゲームボードは、整数の3次元配列として表現されます:

let board; // new Array(5).fill(0).map(() => new Array(5).fill(0).map(() => new Array(5).fill(0)))として初期化されます
  • board[x][y][z]は5x5x5キューブ内のセルを表します。
  • xyzは0から4の範囲です。
  • 0:空のセルを表します。
  • 1:プレイヤー1(例:赤)が配置したピースを表します。
  • 2:プレイヤー2(例:黄)が配置したピースを表します。

2. ゲーム状態管理

ゲーム状態はいくつかの変数によって管理されます:

  • let currentPlayer = 1;:誰のターンか(1または2)を追跡します。
  • let gameOver = false;:ゲームが終了したか(勝利または引き分け)を示します。
  • let gameStatus = "Player 1's Turn";:現在のゲームステータスを表示する文字列(「プレイヤー1のターン」、「プレイヤー2の勝利!」、「引き分け!」など)。

3. ゲームの初期化(initializeGame()

このメソッドは新しいゲームをセットアップします:

  • boardをすべてゼロ(空)にリセットします。
  • currentPlayerを1に戻します。
  • gameOverfalseに設定します。
  • gameStatusを「プレイヤー1のターン」に更新します。
  • 既存のすべてのピースの3Dシーンをクリアします。

4. ピース配置ロジック(addPiece(x, z)

このメソッドはゲームにピースを配置することを処理します:

  • 入力: ユーザー入力からx(列)とz(深さ)座標を取ります。
  • ゲームオーバーチェック: gameOverがtrueの場合、メソッドは即座に戻ります。
  • 最も低い利用可能なyを見つける: 下から(y=0)上に向かって反復し、選択された列(xz)で最初の空のセル(board[x][i][z] == 0)を見つけます。これは重力をシミュレートします。
  • ピースを配置: 空のy位置が見つかった場合:
    • boardboard[x][y][z]currentPlayerの値で更新されます。
    • 計算された(x, y, z)座標に現在のプレイヤーの色で新しい3DピースがThree.jsシーンに追加されます。
  • 勝利/引き分け条件のチェック: ピースを配置した後、checkWin()checkDraw()を呼び出して次のゲーム状態を決定します。
  • ゲームステータスの更新: 結果(勝利、引き分け、または次のプレイヤーのターン)に基づいてgameStatusを更新します。
  • プレイヤーの切り替え: ゲームが終了していない場合、currentPlayerは他のプレイヤーに切り替わります。

5. 勝利条件チェック(checkWin(x, y, z)

これはゲームロジックの最も複雑な部分です。新しく配置されたピース(x, y, z)から始まる13の可能な3D方向のいずれかで、currentPlayerの色の4つの連続したピースをチェックします。

13の方向は:

  • 3つの軸方向:
    • X軸:(1, 0, 0)
    • Y軸:(0, 1, 0)
    • Z軸:(0, 0, 1)
  • 6つの平面対角線方向:
    • XY平面:(1, 1, 0)(1, -1, 0)
    • XZ平面:(1, 0, 1)(1, 0, -1)
    • YZ平面:(0, 1, 1)(0, 1, -1)
  • 4つの空間対角線方向:
    • (1, 1, 1)
    • (1, 1, -1)
    • (1, -1, 1)
    • (1, -1, -1)

checkWinメソッドは、これらの各方向に対してcheckLineを呼び出します。

6. ラインチェック(checkLine(x, y, z, dx, dy, dz)

このヘルパーメソッドは、指定された(x, y, z)座標から始まる特定の方向(dxdydz)での勝利をチェックします:

  • 開始点と方向によって定義されたライン沿いに反復し、開始点から正と負の両方向に最大4つの位置をチェックします。
  • currentPlayerの色の連続したピースをカウントします。
  • 4つ以上の連続したピースが見つかった場合、true(勝利)を返します。
  • 境界条件を処理します(curXcurYcurZが0-4の範囲内に留まることを保証)。

7. 引き分け条件チェック(checkDraw()

このメソッドはゲームが引き分けかどうかを判断します:

  • board上のすべてのセルを反復します。
  • 空のセル(0)が見つかった場合、ボードが満杯ではないことを意味し、したがって引き分けではないため、falseを返します。
  • すべてのセルが埋まっている場合(0が見つからない)、true(引き分け)を返します。

この詳細な概要は、JavaScriptとThree.jsを使用して実装されるゲームの構造とロジックの明確な理解を提供します。

シェア